東京までママチャリで行った話①
1日目 宮城~宇都宮
《ただただペダルを漕いだ14時間》
10月14日気温は10度あるかないかくらい
朝3時に起きて支度をし、4時に自分は自宅を出た。ママチャリに跨りいよいよ東京への旅は始まった。
ママチャリで東京へ行くというチャレンジは中学生からの夢だった。当時はそんなことを口にしても周りからはただバカにされ、自分も「まーそうだよなー、片道300㌔往復600㌔をママチャリだけで行くなんて不可能だよな」なんて思ってた。
そんな僕が今回勇気を振り絞ってこの『東京までママチャリで行く』というチャレンジに挑めたのは自分にとってとても大きな経験となった。
今回はブログでその大筋を話したいと思う。
宮城を出発した僕はまず栃木県の宇都宮を目指した。距離でいうと約200㌔…とてもじゃないがママチャリで行く場所としては考えられない。だけど自分の心の中は旅に対する思いとワクワク感で満たされていた。今思うとこの思いがあったからこそ、東京まで行けたのかもしれない。
この日、まず大変だったのは雨だ。
天気予報でも1週間前から雨が降る可能性があるといわれていて、その予報は的中した。福島と宮城の県境はなんとか乗り越えられたが、そこから先はただただ雨に打たれながら前に進まなければならなかった。雨の冷たさと強風による寒さが自分を襲った。必死にチャリを進めるもすぐに体力を奪われ、コンビニ(イートイン)で暖をとるという感じだった。何とかチャリを漕ぐうちに慣れてはいったが、雨と風の脅威を感じた1日となった。
次に大変だったのは山道だ。
ここはママチャリで登る場所ではない笑笑
とにかく急で、漕いで登れるような坂道ではなかった。仕方なくここは歩いて登ることになったが、二度と体験したくない思い出の一つともなった。
宮城福島県境→福島県→福島栃木県境→那須高原と渡った自分はなんとかその日中に宇都宮市に着くことが出来た。
時計は午後6時半を指していたので、時間にして約14時間半チャリを漕いだことになる(今でも信じられない)笑笑
宇都宮に着いてからはカプセルホテルを探してチェックインし、駅近くの飲み屋で夕食という形になった。この日のビールは格別だった。
その後温かい湯に浸かり、次の日に備えて睡眠をしっかりとるという形になった。
次の日は東京まで目指す予定だ…
次回へ続く…